導入事例

聖マリアンナ医科大学病院 様

聖マリアンナ医科大学病院 様

神奈川県の災害拠点病院に指定されており、川崎市における災害時医療の拠点にもなっている聖マリアンナ医科大学病院様ではAipo.comを40名でご利用いただいております。


迅速な救命を第一の目的とする災害医療派遣の現場でAipo.comを導入するに至った背景やその効果について、和田様、藤野様、塩澤様、石上様にお伺いしました。

導入前の課題

  • 隊員が各自で勤務状況を入力できるシステムの構築
  • 隊員の勤務状況をリアルタイムに把握する

導入の決め手

  • コストと導入のしやすさ
  • 勤務状況を入力・確認しやすいインターフェース

災害発生時の出動要請に、5分以内で返答するためのシステム構築

─ グループウェアを検討された背景や課題を教えてください。

私たちの病院は災害拠点病院に指定されています。その関係で、DMAT(ディーマット)という災害医療派遣チームを所持することになっています。

DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持った、専門的なトレーニングを受けた医療チーム」のことで、災害医療派遣チーム「Disaster Medical Assistance Team」の頭文字をとってDMATと呼ばれています。

国が管理する日本DMATの他にも、各地方自治体によって編成されたDMATがあります。当院では厚生労働省が運用している日本DMATのほか、神奈川県が運用している神奈川DMAT-L、川崎市が運用している川崎DMATという3つのDMAT隊員が混在しています。

私たちがAipoの活用をし始めたのは、主にこの川崎DMATの活動のためです。
局地災害への対応を主な目的とする川崎DMATの運用においては、消防局からの出動要請に対して5分以内には出動の可否を返答する必要があります。

ですが実際に出動要請を受けた際、当時利用していたホワイトボードによる隊員の出退勤情報管理という方法では、正確な情報が得られなかったため、返答に15分ほどもかかってしまいました。救急医療の現場では一刻も早くということで動いていますので、そうした状況は非常にまずく、ITツールを利用してリアルタイムに情報を把握できないかという考えから、Aipoを使い始めました。


導入のしやすさ、勤務状況入力のしやすさ、情報の見やすさが決め手

─ Aipo.comを導入された決め手は何でしょうか?

まずは無料であることですね。そこは本当に大きいです。
またITツールを導入するにあたっては、導入のしやすさと、勤務状況入力のしやすさ、情報の見やすさに重点を置いていました。

川崎DMAT隊は基本的に医師1名と看護師2名、業務調整員と呼ばれているコメディカルや事務系の職員1名の計4名で編成されます。パソコン等の操作が苦手な隊員でも容易に入力できること、隊員が常にパソコンの前にいるとは限らないので、携帯やスマホから操作が可能なことは必須条件でした。

実際の要請の際には、川崎市消防局の指令センターから救命センターに電話があるんです。どこで事故があって、傷病者は何名、川崎DMAT出動可能ですか?という本当に20秒くらいの話なので、そこから5分以内に返事をしなければならないとなると、出退勤情報の見やすさも外せません。

Aipoであれば、私たちが求めていたような、一つの画面で瞬時に隊員の出退勤情報の把握が可能ということが分かり、院内の会議で提案し、今に至っています。


一画面で現在の勤務状況を把握できる

─ 実際にAipo.comをどのようにご利用されていますか?

主にアプリの簡易在席確認機能を利用しています。

3つのDMAT隊員が混在しているのですが、全隊員がAipoに登録しています。そのなかでも実際利用しているのは川崎DMATの隊員なので、部署管理機能を使って表示を絞れるようにしています。

そうするとすぐに「お、今◯◯先生は勤務中だな。〇〇看護師は休暇中だな。」といった情報が分かるので、それを見ながら連絡を取って、実際に出動できるかどうかを確認する流れになっています。

この画面ですべて完結したかったので、姓名の欄を利用して名前の他に所属する部署名・所持している資格・内線番号までを入れて、最大限に活用できるような工夫をしています。

あとはWebページを閲覧できるアプリで、川崎市の災害情報サイト、厚生労働省が運用している広域災害救急医療情報システム(EMIS:Emergency Medical Information System)を表示させています。


DMAT隊員の勤務状況の確認が15分から5分に短縮された

─ Aipo.comを使うことで職場はどう変わりましたか?

DMATに対する要請自体は頻繁にかかるわけではないのですが、訓練を2回ほど行い、導入するきっかけにもなった、隊員の勤務状況の把握を15分から5分に短縮することができました。

当院のDMAT隊員は、それぞれが異なる部署に所属しており、かつ医療従事者の特徴でもありますが、勤務形態が複雑で昼夜を問わず勤務しています。『災害対策は救命センターだけではなく、病院全体で取り組むべきもの』という考えのもとに、様々な診療科の医師や看護師、色々な部署の隊員が一緒に活動しています。

そのため全隊員の勤務状況を救命センターのホワイトボードで管理するのには無理がありました。現在はAipoにログインしてもらえばいいので、とても便利になったと思います

またこういったITツールの導入を進める以前は、ITアレルギーというか「難しそうだから嫌だ」という方も少なからずいたんです。でもこうして組織として使っていく中で、少しずつでも触れてくれようとする方が増えてきたことを実感しています。

今後のAipoの使い方をどうするかといった話し合いでも、これまでは決してITを得意としていなかった方が、Aipoを自分で色々操作してみた上で、会議でも積極的な提案をしてくれるようになりました。
そういう効果もあったと思いますね。


今後はスケジュール機能を利用して、更に正確な状況把握をしていきたい

─ 今後の展開をお聞かせ下さい。

現在は隊員が毎朝出勤したら在席ボタンを押す、退勤するときには外出ボタンを押すという操作をやってもらっています。

このくらいの操作だったらやってもらえるだろうと導入したんですが、どうしても実行できる方と、できない方に分かれてしまうんです。結局それでは実際に出動要請がかかったときに正確な情報が反映されなくてまずいのではないかという問題提議があり、把握方法の改善策について話し合っています。

そこで他の方法がないかを模索し、つい先日の会議で、隊員の看護師からAipoのスケジュール機能を活用してはどうかという提案があったところです。

スケジュール機能を利用して、各隊員にあらかじめそれぞれの勤務日を入力してもらい、表示するだけでなく印刷して救命センターの受付に置いておけば、万が一ネット障害が起きてもすぐに確認できるのではないかと考えています。

また、全国の災害医療関係者が集う学会で、「無料ITツールを活用した災害拠点病院における災害対応システム構築の一例」という演題でAipoや他の無料ITツールに関しての発表を行う予定です。

災害対応システムを構築したくてもできない他の災害拠点病院さんに、ぜひ「ITツールをうまく活用すればこんなことができる可能性がありますよ」ということを提案させていただきたいと思っています。

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